カラートラックの大判スキャナはどの機種も、地図やGIS関連資料のスキャンニングに適しています。その理由は?

 紙が日焼けして黄ばんだ古地図(左、1936年発行)もご覧の通り、色鮮やかに文字もくっきりとスキャンできます(中央)。部分の拡大図(左)

折目のある原稿に生じる影を軽減

地図の多くは折りたたんで長い年月の間保管されていたり、繰り返し屋外で使用されたりすることがあります。従来、折り目がきつくついた原稿は被写界深度の深いCCDカメラタイプでないと正しくスキャンできないとされていました。

しかし、カラートラックのスキャナは、2方向から照射するLED発光システム「クリアビュー」によって、スキャン方式を問わず折り目やシワによる影を生じさせないきれいな画像の読み取りが可能です。

ClearView:クリアビュー

カラートラックの「クリアビュー 」は2方向からの照射を可能にする2D LED発光システムです。従来のスキャナの場合、折り目のある原稿、凹凸のある原稿をスキャンする場合、黒い部分として読み取ってしまっていた「影」は、カラートラックの「クリアビュー 」による2方向からの光の照射によって軽減させることができます。また、全読み取り幅において安定した光を供給できますので、A0幅、B0幅と大判の図面の読み取りに場合でもムラのないスキャンが可能です。

汚れや背景の除去

折ったり広げたりを繰り返す地図は、その折り目が痛んだり、各所に汚れやシワなどがついたりすることがよくあります。こうした折り目や汚れ・シワがあるにもかかわらずそこに記された文字や記号、線分などを正確に読み取ることがこの分野で使用されるスキャナの重要な条件となっています。

高度最適化しきい値が手間のかかるプレスキャンを必要とせず、スキャン画像の地肌の汚れを除去し、きれいな画像データを作成します。なお、その除去をする過程はプレビュー画面を使ってリアルタイムで確認ができます。

WinSync:ウィンシンク

「ウィンシンク」とはカラートラックが誇るスキャナドライバテクノロジーのことです。スキャナ本体に同梱されている SmartWorks TOUCHと、より高度な機能を持つオプションのSmartWorks Imaging は、テクニカルドキュメントのスキャニング作業を高い生産性と信頼性、さらには快適な操作性でサポートします。

  • インタラクティブな「高度最適化しきい値」の機能が、図面や青焼きの原稿の地肌のゴミやノイズを瞬時に取り除きます。
  • カラートラックの最新の「スキャンワンス」テクノロジーはたった一度のスキャンで画面を見ながら画像に様々な編集を施すことを可能にし、読み取り条件を設定するために何度もスキャンし直す手間を省くことで高い生産性を実現します。

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厚手の地図やマイラーフィルムのスキャニング

SmartLF SGi36 / 44 は15mmまでの厚手原稿のスキャンができます。また、カラートラックの原稿搬送システム「シュアドライブ」によってマイラーフィルムに書かれた地図もより安定したスキャニングが可能です。

SureDrive:シュアドライブ

カラートラックの斬新な原稿搬送システム「シュアドライブ」は、表面が柔らかく加工された駆動式シングルホールドアップローラーに特徴があります。この1本の切れ目のないローラーは読み取り幅全域にわたって原稿をつかみ、安定した走行と均一な圧力で搬送させます。これにより折れ目やシワのある原稿でもスキャニングに悪影響を与えることはありません。